「はてなブックマークとの連携ご説明」

 「ウェブログ図書館ご案内」の一角に、はてなブックマークとの連携ご説明というページを設けました。ご参照ください。


 改良点を確認的に掲げると、ブックマークのタグでも分類記号(ただし第1次区分のみ)を指定できるようにしたことです。
 第1次区分だけというのは、現状のはてなブックマークのタグは階層性という概念が欠落しているため、細かい区分までタグで指定するとタグの種類ばかり増えて収拾がつかなくなると考えられるから。将来的にはオントロジー的にタグの相互関係を記述できる仕組みをはてな側で実装してもらえるのが理想ですけどね。
 まあIT系マスコミとかがfolksonomyなる概念を持ち上げたという事情もあるんでしょうけど、はてな技術者の伊藤直也氏(id:naoya)は物事を体系的に学んだことがある方(大学院卒)なんですから、ただ雑多な状態*1をよしとする俗流マスコミ(?)とは一線を画していただきたい気もいたしますが。


 ちなみに先日配信を始めたウェブログ図書館のRSSが、当初RSSの冒頭の記述に不足があったせいで「はてなRSS」では読めなかった模様です。GooやYahoo!RSSリーダーBloglinesでは問題なく読めて、ギーク(geek)企業と言われるはてなに比べてRSSリーダーの作りが良くも悪くも大雑把だからかなあ…と考えた次第です。
 この点、小野和俊氏(アプレッソCTO)の指摘による「続・プログラム・デザイナー宣言」(での伊藤氏への言及)がちょっと参考になるかもしれません。ちなみに私はギーク(geek)ではないのでどれにも当てはまりそうにないが、無理やり称するなら“perlocutionary oriented (?)”(…つまりは議論を促進するとかの外部的影響に(・∀・)ニヤニヤする性質(たち))あたりですかね。
 ともかくはてなRSSリーダーの作りが厳密でブックマークの思想が「雑多」というのは興味深い対比ではないでしょうか。

*1:〜大ブロ式〜2005年12月2日付記事「はてなリングはブクマリングで共有タグが良かった」中の一節「現状のブックマークに不満なのは全てが雑多に出来てること」には緩やかに同意。(;´∀`)