「メタとは何か?」について

 はてなブックマーク人気エントリーメタとは何か? 自己言及の世界の危険と不思議そして語ることの重要性」(慧根哲也氏:哲学するIT ITする哲学)より。
 「メタ」という言葉に関わる幾つもの分野の知識が横断的に挙げられていて、勉強になります。こういう話題が好きな人は、格好のネタ元帳になるのかも。


 で、ちょっと目に留まったのは、いわゆるブクマコメント(はてなブックマークのコメントへの書き込み)に寄せられているうちの、なかなか手厳しい2件の意見。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blogs.itmedia.co.jp/itphilosophy/2005/12/post_294b.html
・2006年01月03日 uesama99 『哲学のメタとITのメタが似ている。それがどうした。同じ言葉使ってるから似ているのは当然。ただITと哲学を関連付けて語りたいだけとしか思えない。語りたいことを語るために哲学を引き合いに出せよ。』
・2006年01月02日 sophos 『私は人文科学研究科哲学専攻でこの手の語りを専門にしていましたから内容は別に分かります。が、ここでこういうことをただ紹介的に語るのにどんな意味があるのですか。IT用語のμετα に大した意味ないすよ。』

 コメント子の問題意識は分からないでもないのだが(私もその方面の素養は若干あり)、異なる分野を気を利かせて結びつけるというのはなかなか難儀な創造的作業だと思われる。
 ちなみに私が試みた「結びつけ」の実践例には次の記事群があるけど、いろいろ考えて構成などを工夫したわりには反響が乏しかったりする。(;´∀`)
http://library.jienology.com/subset.php?no=-7432-98-7485-20-21-
(題材は順にブログとラプラス変換,しぃといわさきちひろ田中角栄フォークソノミーモナール・コルビュジエ


 おそらく、「メタ」という術語の共通性という形式的レベルから、一段上がった(まさにメタレベルで)結びつけることができれば、もっと面白くなるのだろう。
 というわけで次回エントリーに期待age。