堀江貴文社長、(・∀・)ジサクジエーンもほどほどに

 ウェブログ図書館という施設は、jienology.comというサイトの一角にあります。
 このサイトの名称は、2ちゃんねるキャラクターである顔文字のジサクジエンに由来しています。

(・∀・)ジサクジエーン

 これは、ブログの特徴に典型的に見られるように、ある程度突出した資質をもつ方々が自発的に情報発信を始めることを積極的に評価する謂(いい)です。
 つまり従来は、“社長の言葉”といっても会社紹介のパンフレットの文言そのままだったり、“アイドルの日記やプロフィール”といっても芸能事務所が丸々作成していたりしたのと違って、まさに自らの言葉で内容のある事柄を語りだす現象に意義を見出すものです。
 そしてここでは、単に無意味なコピペ文を執拗に連貼りするといった従来の2ちゃんねる的な機械的自作自演(Web 1.0的なジサクジエーン?)には価値を認めない一方で、たとえばブログの仕組みを利用してブロガー同士のパフォーマンスを相互に促進するようなWeb 2.0的な振る舞いに激しく価値を認めます。


 本日、ホリえもんホリエモン)こと堀江貴文ライブドア社長が、証券取引法違反の容疑で逮捕されました。
 容疑は要するに、自作自演的な手法で利益を作り出し株価を吊り上げた点にあるようです。
 なるほど世上報じられる堀江社長の行いは単純な機械的自作自演とはいえず、私の観点からはその点を評価すべきであるようにも思われます。しかし、経営倫理という点でかなり問題がある以上手放しで評価はできません。
 このブログ(はてなダイアリー)のidは「moralaturgie」であり、モラル(moral)からの造語として経営倫理や技術者倫理の観点を大切にする趣旨に立っています。

( ・∀・)<趣旨だからな!

 そしてjienology.comとid:moralaturgieは対概念です。(・∀・)ジサクジエーンだけでは片手落ちです。
 現時点で私は中小企業診断士経営コンサルタントの国家資格)の卵(昨年末に試験合格)なのですが、その点からも両者(ジサクジエーンとモラル)のバランスが大事と断言しておきます。(そんなことを言っているからどちらのサイトもマイナーなんでしょうけど...(;´∀`)


 ちなみにウェブログ図書館は1年前から存在し、それゆえホリえもん人気絶頂の時期も経験しております。
 当時はユーザーによる人気投票(アクセス数の多さ)で記事の価値を決めればよい旨の、いわゆるホリえもん=ライブドア系市民記者(パブリック・ジャーナル)思想(?)が一部でもてはやされる一方で、少数のスタッフが記事を選別するウェブログ図書館はそれだけで“なんだ人力リンク集かよ”と藁われることもしばしばありました。
 まあ、物事の軽重なんてあとになってみなければ分からないもんです。